3.30 杭州→黄山へ
朝は8時40分にロビー集合のはずが。
許さんからwe chat(LINE)のようなものでボイスメッセージが。
「すみません、あと15分遅れます。」
こちらのタクシーの運転手さんなんかを見てると、よくこのボイスメッセージを電話のように使ってやり取りしています。
日本語よりも打ち込むのが面倒なのかもしれません。
遊「おはようございます。どこに行ったんですか??」
許「大学の友達の家です。」
遊「久しぶりの杭州ですもんね。お元気でしたか?」
許「彼はいません。彼はアメリカの大学で教えています。」
遊「優秀ですね。ご家族の方とお会いしたんですか??」
許「いえ、外から写真を撮りました。けっこう感動します!」
駅の真上のホテルでしたが、別の駅(新幹線)へ地下鉄で向かいます。
許「もともと乗る電車、なくなりました。計画を建てた時はありました。」
恐らく新幹線を使わせるためにその路線を廃止にしたのではないかと思われます。
さすが観光の街杭州。
初めて外国人客用レーンを列車チケット売り場で見ました。
G20効果かもしれませんが。
新幹線の待合室。空港みたい。
3時間ほど。菜の花がきれいです。
おやつに買ったパン。
製造年月日が2017年2月23日。
今日は3月30日。
一月してもこんなきれいなパンは怖いですね笑
甘くてそれなりにうまいのですが。
こちらの人は年の割りに若くみえますが、保存料もその原因のひとつかもしれません。
途中少し停車して、進行方向が後ろにかわります。写真を撮りに行っていた許さんが戻ってきます。
許「どうして席後ろにしなかったですか?」
日本の新幹線の座席みたいにぐるっと回せということなのですが、他の席の人は誰も回していません。
回すと、知らない人と向かい合うことになります。
また三人掛けの席で、隣の女の子は寝ています。
しゃべれない私には少しハードルが高かったです。
一つ乗り換えをして到着。
一番旧い型の新幹線(高速鉄道)。
雨が降ってきました。
昼はラーメン。
牛肉面。
自家製の細めんがつるつるでおいしいです。
牛肉は煮て水分を飛ばしたビーフジャーキーのような感じ。
スープをすってこれまたおいしいです。
街に荷物を預けられるところはないかと聞くと、親切に預かってくださることに。
雨も強くなってきました。
もともと行く予定だった観光地が値上がりしたようです。
中国の観光地はミシュランみたいにAの数で評価されています。
AAAAから、最高のAAAAAになったための値上がりのようです。
許「最悪です……入場料は100元です……ひどいです!行きません……」
中国の教育の父といった方の記念館へ。
記念館の敷地内でなぜか鍵屋さんが営業。
雨の日だからでしょうか。
最初ここから入ろうとしたら入り口は向こうだと怒られてしましました。
彼に怒る権利はあるのでしょうか。
海外に留学したあと、国内の教育の普及に尽力されたようです。
若い学生を「小先生」として、農村部などで子供だけでなく、お年寄りにも教えさせました。識字率も上がりました。
日本でも勉強していましたが、日本の侵攻にあたり、帰国して、西洋など海外をまわって、国際社会に侵攻の現状を報告したそうです。
そのあとは古い町並みを。
清の時代の街だそうです。
雨で良い雰囲気が増していました。
小学校。
親が子供を迎えに来て、学校の前は人でいっぱい。
スクーターに二人乗り。カッパの中に子供を隠して運びます。
さすがに二人羽織はやっていません。
日本人の感覚だと信じられませんが、これが普通のようです。
藤って、葉が出る前に咲くんでしたっけ??
荷物を取りに戻ったお店でもう一食食べることに。昼間の店員のお母さんに変わっていました。
チンジャオロース丼を頼むとかなりの大盛り!おまけでお揚げもつけてくれました。
瓶のコーラを注文。
当たりました!
ふたの王冠の裏を見れば当たりかどうかわかるそうです。当たればもう1本。
お礼の気持ちもあって食べるのにただでもらうの悪いなと思っていると、
許「このお店でなくても大丈夫です。他のお店でも交換できます。持っていてください。」
良かった!(^_^)
気の良いおばさんで、旗にサインをしてもらいます。
先ほど街で許さんが買った油性ペン。
テーブルに写ってしまいました。
サインをもらうときは興奮していますから、つい注意を忘れてしまいます。
許「入船さん、先ほどの当り、いりませんか??」
お店の人に当りの王冠を渡して、償います。
バスでホテルのある町へ行く予定が、もうなくなっていたのでタクシーへ。
長距離80元。
次の日は「黄山」が目的地です。
遊「雨も降ってますから明日は無理はしないようにしましょう。」
許「大丈夫です。」
遊「あ、そんな高い山じゃないんですか。」
許「高いです。山頂は気温も10℃ほど下がります。」
遊「おお……けっこうハードですね。もうこれ以上着るものがないですよ。そんな高いところだと滑落とかもあるでしょう。」
許「大丈夫です。事故はありません。」
遊「へー。そんな山だと事故はつきものですけどねぇ。」
許「大丈夫です。天気悪い時、誰も登りません。事故がないです。」
遊「おお……」
許「今天気を見ました。大丈夫です。明日は晴れです!」
夜中まで雨は降り続くのでした。(^^)v
- 2017.03.31 Friday
- 中国旅日記
- 03:29
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- by 入船亭遊京