4.13 長沙→
本日も長沙です。
日本軍と戦った方の慰霊碑をみにいきます。
許「学校の中を通ります。近道です。」
学校関係の人が住んでいるようなところ。
いい天気です。
子供たちが大勢。昼休みでしょうか。
許「すみません。僕、道、間違えました。」
真逆でした。一周して元の場所へ。
湖南大学という名門大学があります。
楠木の並木道。歩いているだけで気持ちよいです。
「オーザリー!!オーザリー!!」
とビルに向かって大声を出しながら、颯爽と自転車をこぐ女性がいました。
許「人の名前です。彼女は呼んでいます。」
通りから呼ぶのってロマンチックですよね。
お婆ちゃんじゃなかったら、かなり清清しい光景です。
途中の池に人だかりが。
みんなで蛇が上がって通る様子をみています。
こっちに来ようとしている人に注意してあげて優しいです。
なんだか微笑ましい光景でした。
どこにでも洗濯物を干します。
73軍のお墓へ。
日本軍と戦った人達のお墓です。
これは国民党のマーク。
慰霊碑の裏を見てびっくり。
日本軍の総司令官だったおそらく岡村寧次像です。
おそらくというのは、名前のところが破壊されていて読めないからです。
以前、杭州の岳飛墓でもみましたが、死者に対して謝罪像をつくるのも中国文化の一つかなと思いました。
首が落とされた後もありました。
石材も新しく、使われている字も簡体字という共産党になってからの字ですので、慰霊碑を作ったときからあるのではないようです。
この場で地元の人ともお会いしました。
その方は日本人だからといって遠ざけるのではなく、むしろ歓迎してくれたのは意外でした。
こうして墓石が並んでいるのですが、一部読めなくなっています。
これも文化大革命の跡だそうです。
これは別の場所。日本軍と戦ったときの碑です。
こちらも割れたり削られたりして、このようにガラスの中に。
文革の跡はいたるところに。
湘江に沿って歩きます。
夕日が沈む頃。空がほんのり赤く水面にうつって、川はゆったり流れて良い雰囲気です。
こちらのストリートミュージシャンはモテます。
旅行中の三人組の女の子が、一曲歌ってもらっていました。
その後に通りすがった一組のカップル。
彼氏がストリートミュージシャンと話しています。
許「すごいです!!あの男!!彼女のために歌います。」
ハードル高いのによくやるなぁ。すごい。
少し見物することに。
許「ほら、彼女はあそこに座りました。あそこにいるのが彼女です!!彼女もきっと嬉しいです!!」
見すぎ見すぎ。
決してうまくはない、むしろ下手な細い声なんですが、その分気持ちが伝わるような気がします。
「ごめんごめん。」うまく手が回らないようです。
照れ笑いしながらストリートミュージシャンに教えてもらいます。
仕切り直してもう一度。
思い出しながらのようで仕えながら。
ストリートミュージシャンは退屈そうです。
そこへストリートミュージシャンの友だちが大勢通りかかります。
彼らは立ち話を始めます。
思い切り彼氏にかぶっています。
人と人の間を、彼のラブソングがかいくぐります。
また困った様子で助けを求めても、ストリートミュージシャンは友達との話に夢中。
気づいてくれません。
苦笑いしながら終了。
二人は並んで座ってストリートミュージシャンの歌を聞き始めました。
そうそう、最初からこれでいいんですよね。
彼女がこういうことで嫌いになるのでなく、好きになるタイプであることを願います。
しかしその挑戦はすごい!!
雰囲気に飲まれた男の熱い歌に、僕も勇気をもらいました。
許「僕も昔三ヶ月ほどギターをやりました。マメができて、血が出て、大変でした。」
僕なら三ヶ月の挫折してそっと胸にしまっておきます。
これも勇気。
本日も夜行列車です。
ビールのプルタブを抜いたときに、アタリが印刷されていることがあります。
1元で1本買えます。
この一本は許さんが当てて、くれたもの。
電車が1時間ほど遅れるのでこれを飲んでつなぎます。
写真を撮った後にびっくり。
連続でまた当たりました!!
ラッキー!!
こんなこともあるんですね。
この当たり文化は素晴らしいです。子供の頃と変わらず本当に幸せな気持ちになります。
ハズレと書いてないのもいいですね!
- 2017.04.15 Saturday
- 中国旅日記
- 09:59
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- by 入船亭遊京