まるみえ遊京
はじめて寄席いこうかな、って方に読んでほしい記事です。
先日の寄席案内バスツアー企画の際、手ごたえがあった、客席のマナー。
「トイレに行くタイミング」
これは、芸人と芸人の入れ替わりの時間、お囃子がなっている間が一番良いです!
高座に上がりますと、落語を申し上げながらも実はお客様の様子はまるみえです。
あそこのお客様が席をたったとか、あの人は寝てるな、とかよく笑ってくださってうれしいな、などなど。
前のほうの方ですと、お弁当のおかずは何を食べているかまで分かります。
(*´▽`*)
ですので、途中で席をたつ方や、客席をうろついている方、ガサガサ音を立ててビニール袋から何か探している方がいますと、周りのお客様がそっちに注目しちゃうのもわかるんです。落語よりもそちらに!
お前の芸がないだけだろ!と言われるとぐうの音も出ないのですが。
落語はテレビと違ってお客様が想像してそれぞれ描く絵に頼っています。
もったいないなと思うんです。そういう方のために周りの方の描いている落語が途切れてまた一からになるのが。
入場の際もそうです。いい席に一刻も早く座ろうとしたいのは当然です。
ですが、噺の終盤で入ってきても、もう楽しめません。
周りの方のためにその一席はあきらめていただいて、ロビーや後方で立って聞いていただく、お囃子がなったら、席に座る。これをしていただくと助かります!
いやー聞いている人の前を横切って中の方の席に座りに行く方は意外と多いんですよ。「すいませんすいません。」と割と大きめの声でいいながら。
周りの方が注意し始めるともう、地獄絵図です。
先日は声の大きい方ににほかのお客様が
「静かにしろ!かわいそうだろ!」
ありがたいのですがこの声が高座の私と同じくらいの大きさでした......
(-_-;)
- 2016.11.23 Wednesday
- 寄席
- 12:22
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- by 入船亭遊京